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リアクトル

リアクトルは、その誘導リアクタンスにより遅相無効電力を吸収する機器に使用します。構造的には空心リアクトルと鉄心入りリアクトルの2種類があり、使用用途に応じて選定します。接続的には直列リアクトルと並列リアクトル、中性点リアクトルの3種類があり、使用目的別にさらに数種類の分類にわかれています。

各種リアクトルの納品事例はこちらをご覧ください。

リアクトルの外観写真

空心リアクトル

リアクタンスが広範囲に直線性であり(ほぼ変化しない)、鉄心を使用していないため、鉄共振や高周波の鉄損が問題になる場合に用いられます。

鉄心入りリアクトル

磁路にギャップを持つギャップ付き鉄心リアクトルと閉磁路型リアクトルの2種類にわけられます。ギャップ付き鉄心リアクトルは最も多く用いられる構造で、高いリアクタンスが必要なものや連続定格のものに使われます。

閉磁路型リアクトルは鉄心磁気回路中にギャップがなく、寸法・重量は小さくてすみますが、鉄心の磁気的非直線性によって負荷電流に対してリアクタンスが大きく変化します。そのため、特殊な可飽和リアクトルや整流器用の相間リアクトルなどに使用されます。

直列リアクトル

電力系統に誘導リアクタンスを発生させる機器で、交流回路に直列で接続し、短絡時等に発生する短時間大電流を制御する目的で使用されます。一般的にインダクタンスが変化しない空心型が使用され、短絡電流に耐えられるよう、機械的にも強い構造をしています。

限流リアクトル

短絡時の電流を制限し、これに直列に接続される機器を保護するリアクトル

始動リアクトル

電動回路に直列で接続し、電動機の始動電流を制限するために使用するリアクトル

分路リアクトル

交流回路に並列で接続され、進相電流を補償する目的で使用されます。

中性点リアクトル

中性点と大地間に接続され、地絡事故時に流れる電流を制限する等に使用されるリアクトル。

消弧リアクトル

三相電力系統の1線地絡の際に生じるアークを消すためのリアクトル

直流/交流リアクトル

入力力率の向上、及び高周波電流の緩和のため使用されるリアクトルです。
(インバーターなどの高調波を発生させる機器と直列/並列に接続する。)

興亜電機では、上記全てのリアクトルが製作可能なわけではありません。

各種リアクトル 製作可能範囲

  電圧 電流
直流リアクトル 10kVA以内 1000A 以内
交流リアクトル 10kVA以内 1000A 以内
  電圧 容量
直列リアクトル  6600V以下 500kVA以下
並列リアクトル  80kV以下 200kVA以下
可変リアクトル  50kV以下 100〜500kVA
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